Laerdal ALS Simulator (SimPad capable) Manuel d'utilisation
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静脈路確保:
推奨
シミュレータの
IV
アームを長持ちさせるため、静脈ルート確保には
21G
以下の針・カテーテルを使用してください。カテーテルまたは他の静脈注
射器具を使用する際は、潤滑剤を塗布しておくと、挿入がスムーズにな
ります。
注:ヨウ素を使用しないでください。シミュレータに染みができてとれな
くなる恐れがあります。
1 . IV
バッグをチューブに取り付けます。注:クランプが閉じていることを確
認してください。
2 .
注射器を使い、適量の疑似血液(原液)と
500 cc
の水を
IV
バッグへ注入
します。注:クランプが閉じていることを確認してください。これが「血液
供給」バッグとなります
(
写真
9)
。
3 .
血液供給用バッグを、シミュレータ右腕から出ている静脈チューブの片
方一本に取り付けます。
4 .
もう
1
つ空のバッグを用意し、シミュレータ右腕から出ている静脈チュー
ブの片方に取り付けます。こちら側のバッグは血液回収用となります
(
写真
10)
。
5 .
回収用バッグのチューブにあるクランプを開け閉めすることで、擬似血液
の流れを調整します。回収用バッグを床などの低い所に置き、重力で血液
が流れていくようにします。
6 .
血液供給用バッグを点滴ポール等から吊り下げ、クランプを開くと、擬似
血液が腕に流れていきます。
注:血液供給用のバッグに血圧計カフを巻きつけ、圧力を加えることで、重
力を利用しなくても血液の流れを作ることができます
(
写真
10)
。
7 .
血液供給用バッグが空になったら、このバッグと回収用バッグを入れ替え
ます。使用開始時とは逆に、擬似血液が流れ込んだ回収バッグを点滴ポー
ルから吊り下げ、空になった血液供給用バッグを床などに置き、再び擬似
血液が流れるようにします。
注:常に回収側のバッグのクランプを使って流量を調整して下さい。流量を
調整するために、回収用リザーバーのクランプを常に使用します。
上記の準備を行った後、実際のプロトコールに従ってトレーニング実施して
ください。
筋肉注射:
筋肉注射は、両側の三角筋と大腿部、および臀部へ実施することができます。
推奨
薬剤の投与は、現場のプロトコルに従って実施してください。トレーニン
グ中は、使用上の注意および安全対策に従う必要があります。
尿道カテーテルの使用
(
外性器アップグレードキット有り
)
:
1 .
シミュレータから外性器を取り外します。
2 .
骨盤部にあるピンを持ち上げ、片側に外して回転させます。
注:骨盤ピンは最後に必ず元に戻して下さい。骨盤部が広がってしまう場合
があります。
3 .
尿リザーバを持ち上げます。
4 .
付属のバルブコネクタを用意し、ネジ状になっている端を外性器の後側へ
取り付けます
(
下記
11
~
13
の手順に従ってください
)
。
5 .
バルブコネクタの反対側にクランプをかぶせます
(
この時点ではまだ締めな
いで下さい
)
。
6 .
バルブをリザーバの黒色コネクタに取り付けます。リザーバに密着するよ
うに取り付けてください。
7 .
クランプをかぶせた部分へあてがいます。
8 .
クランプをしっかりと押し込み、固定します。これでクランプが適切な位
置にロックされます。
9 .
外性器をシミュレータ胴体に装着します。
10 .
骨盤ピンを元に戻します。
注:骨盤ピンを元に戻すのを忘れると、骨盤部が広がる可能性があります。
11 .
尿リザーバの蓋を外します。
12 .
注射器を使って、尿リザーバに着色水を入れます。
13 .
プロトコルに従い基づいて導尿トレーニングを実施して下さい。
写真
9
写真
10
写真
11
(
クランプを取り付ける前)
写真
13
(
クランプをしっかり押し込む)
写真
12
(
クランプを取り付ける場所)
日本語